ネジ花の芯
シャープペンシルの芯を針のように伸ばし
また今日という白紙のページの一点から流れるものが
わたしの中へと流れてゆく
雲となって、風となって
それだけのリアリティーに刺されるように生きてみる
この芯がノートに摩擦し、削れた熱
風に吹かれて乾いても 流れたものがあること
それだけが あなたに伝わって溶けたなら
そんな壁のないイメージの翼をもっていいのなら
もっていたい 種子から広がるイメージを
朴の木の葉が揺れるように
ヤマボウシの白い風車のように
どこまでも広がっては別れてゆく藻のように
芝刈りを終えた 公園の広場には
小さなネジ花が土からスッと伸びた芯に沿って
螺旋を描くように空へ空へと咲いている
小さな桃色の鈴の花達がリンリンリンと
夏空に向かって歌っている
耳をくすぐるような音とその芯が
この胸の何処かを刺して流れてゆくものがある
また今日という白紙のページの一点から流れるものが
わたしの中へと流れてゆく
雲となって、風となって
それだけのリアリティーに刺されるように生きてみる
この芯がノートに摩擦し、削れた熱
風に吹かれて乾いても 流れたものがあること
それだけが あなたに伝わって溶けたなら
そんな壁のないイメージの翼をもっていいのなら
もっていたい 種子から広がるイメージを
朴の木の葉が揺れるように
ヤマボウシの白い風車のように
どこまでも広がっては別れてゆく藻のように
芝刈りを終えた 公園の広場には
小さなネジ花が土からスッと伸びた芯に沿って
螺旋を描くように空へ空へと咲いている
小さな桃色の鈴の花達がリンリンリンと
夏空に向かって歌っている
耳をくすぐるような音とその芯が
この胸の何処かを刺して流れてゆくものがある
25/07/20 12:04更新 / 檸檬