初秋の太陽と風が気持ちいい日でした



カラマツが木陰を傾け



針の様な葉で木漏れ日を縫い



黄色の蝶々が木々の間を通っていく



その光の織物に包まれ



自分の影を交わせながら



愉しげに浜辺へと歩き



わたしは波と小石と遊びました



まるい小石は集まって波とおしゃべり



波と小石は生まれる前からここの主



少し話を聞かせて下さい



足の裏から小石達がいいよと挨拶してくれる



波もザァーと触れてくる



私もすかさず嬉しくて



気持ちよくって足をパタパタ



頭のテッペンまで笑顔だよ



海もきらきら笑顔をみせてくれる



わたしはしあわせ



波止では釣り人



沖ヘ向かう漁船



海と人の命の営みだね



今日は何が釣れたの



イサギに鯛も連れたかほくほく顔のおじさん



日本酒はお刺身に合うように造られて来たんだと



一升瓶を嬉しそうにみせる



今晩の食卓は最高ですね



夕やけに波が反射して金色の屏風になる



綺麗だ



裸足の浜辺でわたしはしあわせ



海のおかあさんと子ども達



お話をありがとう



また聞かせてください



また来ます