ポエム
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虹色風鈴
さすように眩しい光が砕け散って



キラキラと粒子となって消えていく



夏の高い日差し



窓ガラスを通して見る光



君と僕との間をキラキラと流れていく



風鈴市にいこうよ



目の前で揺れているひとつの風鈴の中から



沢山の風鈴が映し出されて揺れて



次々と風の音も流れ出す



流れる音の中で寂しさを忘れて



虹色の風の音が笑顔を運ぶ




空色の風鈴を二人の部屋に飾ろう



ひとつの風鈴の音を慈しむように



聞いていられる二人でいたい



さみしい音に聞こえたり



笑い声に聞こえたり



時には泣き声にも 



叫び声はちょっと嫌だけど



ちょっとした喧嘩さえしてみたい



最後にはくだらないことにも



笑っていられたらいい



空色の風鈴に映し出されるのは虹色の笑顔



流れるのは笑い声という風の音



君が旅を終えて帰ってくるときを
待っていた



玄関の揺れるのれんをかきわけて



ニコリと笑う君を待っていた



君がのれんを揺らした時



虹色の音を聞いた気がした



23/08/28 08:39更新 / 檸檬



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