輝夜
【短歌8首】
悲しみを蹴って空へ駆けろ泣かないよう涙は凍らせてゆくよ
満月と伝えし君は眠りの中目覚めし時まで包め月光
凍らせた涙流るるヒタヒタと噂の中の純な欠片よ
月見上げゆたゆたと想い出達が溢れゆくよる
星もみえたよ
獣模様の十二単衣を脱ぎ捨てて真っ直ぐ月へと竹の子よ
流れゆく水に押し出され忘れゆくよに乗るは月舟
一隻の
大切と何も言わなくても伝わる気がするふたりのまたね
草花がただ揺れる速度で相槌をしてくれた風の野道よ
悲しみを蹴って空へ駆けろ泣かないよう涙は凍らせてゆくよ
満月と伝えし君は眠りの中目覚めし時まで包め月光
凍らせた涙流るるヒタヒタと噂の中の純な欠片よ
月見上げゆたゆたと想い出達が溢れゆくよる
星もみえたよ
獣模様の十二単衣を脱ぎ捨てて真っ直ぐ月へと竹の子よ
流れゆく水に押し出され忘れゆくよに乗るは月舟
一隻の
大切と何も言わなくても伝わる気がするふたりのまたね
草花がただ揺れる速度で相槌をしてくれた風の野道よ