ポエム
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桜、憧れのあなた 
桜の夢をみていた


雨に打たれ


露を纏った花びらから


雫が落ちて


夢から目覚めていく


弾けていく炭酸のように


花びらも風に吹かれ散っていく


私は桜の夢をみていた


あなたに逢えた一瞬をみつめた




(あなたを心に描いている


本当は無口なあなたを


また描いている


今日は黙ってていいのよ


私はいつになく


気分がいいの


もう黙ってていいのよ


無理に楽しませなくてもいいよ


私は隣の知らない人に


話し掛けられても


笑えるから


それはあなたがいるから


「いっつも良く呑気に笑っていられるなぁ」


あなたのそんな言葉さえ嬉しい


心に広がるあなたの声は


春風 木霊か 潮騒か


ふんわり 吹いて 


今にも弾けそうなサワーは


ほんのり桜いろに


ほろ苦い 檸檬の味


あなたを心に描いている


描き過ぎて失敗作になるかもね


そんなことは恐くはないのよ


きっと描ける


あなたを描く 描いていける)




毎年春がくれば巡り逢える


こんな桜の夢を


私は弾けるようにみていたい
















23/03/25 08:08更新 / 檸檬



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