残り火
【短歌8首】
洗濯物、足も心も畳まれてこの身を包んだ布達を
ただここに在るだけを許されるものになりたい星のよに花のよに
誰と言わず弔いの魂が記念碑のように星煌いて
息詰まり雪をもとめる心ありて石を手に沁み入る冷たさ
夕焼け雲へ吸い込まれるように髪を風に梳かし歩いて
剥き出しの神経がそら豆のスジを取るようにポキリと音立て
深夜の食堂、イケオジが無口に作る揚げだし豆腐、軟骨からあげ
七輪の炭の残り火消えるまで夜風の歌に耳を澄まして
洗濯物、足も心も畳まれてこの身を包んだ布達を
ただここに在るだけを許されるものになりたい星のよに花のよに
誰と言わず弔いの魂が記念碑のように星煌いて
息詰まり雪をもとめる心ありて石を手に沁み入る冷たさ
夕焼け雲へ吸い込まれるように髪を風に梳かし歩いて
剥き出しの神経がそら豆のスジを取るようにポキリと音立て
深夜の食堂、イケオジが無口に作る揚げだし豆腐、軟骨からあげ
七輪の炭の残り火消えるまで夜風の歌に耳を澄まして