Mondwelt
ふと
夜空を見上げてみる
月は
今日は欠けている
いつも
同じに欠けていって
いつも
同じに満ちていく
何年も
変わらないものを
ただ
見上げていて
いつも
同じものを見て
いつも
同じものを失くす
同じ場所を周り続ける
それはまるで
無限に続く回廊の様な
漠然とした無意味さを
直視している様で
虚無感を曝け出してくる
それは
まるでレールの様だ
それは
結末を知った物語の様だ
それは
決してそれ以上にならない
だから
私は今夜も夜空を見上げる
私は月を見てはいない
その先にある
神のいない空を
私は期待して見ている
既知の更に向こう側の
未知を期待している
あらゆる十字路で
がんじがらめにされている
私の立つ一点から
私が居る牢獄から
そして
私は星を見る
そして
私は加速する
いつか
彼方の未知へ
いつか
手が届く様に
夜空を見上げてみる
月は
今日は欠けている
いつも
同じに欠けていって
いつも
同じに満ちていく
何年も
変わらないものを
ただ
見上げていて
いつも
同じものを見て
いつも
同じものを失くす
同じ場所を周り続ける
それはまるで
無限に続く回廊の様な
漠然とした無意味さを
直視している様で
虚無感を曝け出してくる
それは
まるでレールの様だ
それは
結末を知った物語の様だ
それは
決してそれ以上にならない
だから
私は今夜も夜空を見上げる
私は月を見てはいない
その先にある
神のいない空を
私は期待して見ている
既知の更に向こう側の
未知を期待している
あらゆる十字路で
がんじがらめにされている
私の立つ一点から
私が居る牢獄から
そして
私は星を見る
そして
私は加速する
いつか
彼方の未知へ
いつか
手が届く様に