ポエム
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ロックオン
遥か向こう側に
適当に設定したポイントに
標的を定めて
燃料に点火して
爆音をあげて

何かがあるのだろう
狙い撃つに相応しい
雲の切れ目に
昼と夜の境目に
未だ見えない
ターゲットを定めて

遥か向こうの
地平線より更に先の
例えそれが
望んでいなかった
そんな結末だとしても
爆散する
その瞬間まで

ただ一人で
ただ飛んでいく
気がついたら
きっとそこは
天国を見下ろしている様な
そんな景色

ターゲットは未だ見えない
それでも
自分で決めた
矢印の先に
ただ飛んでいく

爆散する
その瞬間まで
20/05/19 13:30更新 / The S.S.L



談話室



■作者メッセージ
無駄に見える流れ弾ですら
誰かの意志の具現化

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