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並べた瓶を見つめて
僕は誰かを思い出す
劣化して
おぼろげになりながらも
僕はHDの深淵から
無理矢理記憶を
ロードし続ける
言葉を紡ぐ
呼びかける
擦れてノイズまみれになった
記憶の誰かに宛てて
いつか誰かに
届いてくれるだろうか
ただ待っている
僕はその浜辺で
雨に打たれながら
星を見上げながら
僕はただ待っている
それはまるで
行先不明のボトルレターの様
水面に浮かんで
漂って
目に留まる事もなく
赤いインクで書かれた
その文面は
きっと血の色に見えるだろう
重ねた祈りは
誰かの死と
悲劇に塗れている
その祈りの数だけ
僕は自分の血と肉を
すり減らしながら
並べた瓶を数える
錆び付いたHDは
錆び付いたHDが
ただ記録し続ける
嫌な音を立てながら
ただ記憶を思い出す
重ねた祈りと
並べた瓶を見つめ
いつか
世界の果てまで
届くように
僕は誰かを思い出す
劣化して
おぼろげになりながらも
僕はHDの深淵から
無理矢理記憶を
ロードし続ける
言葉を紡ぐ
呼びかける
擦れてノイズまみれになった
記憶の誰かに宛てて
いつか誰かに
届いてくれるだろうか
ただ待っている
僕はその浜辺で
雨に打たれながら
星を見上げながら
僕はただ待っている
それはまるで
行先不明のボトルレターの様
水面に浮かんで
漂って
目に留まる事もなく
赤いインクで書かれた
その文面は
きっと血の色に見えるだろう
重ねた祈りは
誰かの死と
悲劇に塗れている
その祈りの数だけ
僕は自分の血と肉を
すり減らしながら
並べた瓶を数える
錆び付いたHDは
錆び付いたHDが
ただ記録し続ける
嫌な音を立てながら
ただ記憶を思い出す
重ねた祈りと
並べた瓶を見つめ
いつか
世界の果てまで
届くように