ポエム
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生きるためのソネット
幼き日のぼくは
何かを失うことにおびえた

若かりし頃のぼくは
誰かを失うこわさを知った

歳を重ねたぼくは
全てを失う痛みを知った

そして今のぼくは
全てがうつろうものだと知った

生きるとはきっと
風化する記憶を刻みつける行為

忘れゆく涙を
乾かさぬよう抗い続けていく意志

だから忘れずにいること
それがこの身に残された生きる意味
23/08/26 16:17更新 / 秋山 青生



談話室



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