邂逅
これからいくつの出逢いと別れを
繰り返してしまうんだろう
日差しがやけに眩しい日に
そんなことを思って過ごす
今ならわかるんだ
きみよりぼくを必要とした人がいて
ぼくよりきみを必要とした人がいた
だからこそあの日ぼくらは歩き出した
きみは力強く人生を描き
ぼくは力無く後悔を描き
きみはたくさんの人を助けてきた
ぼくはたったひとりも助けられずに
対照的なぼくらは
それでもやはり生きていた
それでよかった
それがきっと正しい姿
輝かしいその背中を
ぼくも今さら追い始めたよ
永遠に届かなくなった今でも
きみはぼくの大切な人
これからいくつもの出逢いと別れを
繰り返していくんだろう
日差しがやけに眩しい日は
きみのことを思って過ごす