普通の日
昨日行った食事が良かったと
きみがうれしそうに話すから
それだけでぼくも幸せになる
他愛のない日常の姿
毎日繰り返す生命の営み
ぼくはその中にいつだって
終わりに向かう自分を見るから
小さな笑顔もつい描いておきたくなる
できるならいつまでも
きみが笑ってくれていたらいい
そしてそれをそばで見ていたい
そればかりがぼくのねがい
明日も確約できないような
不安定な未来に怯えていた
ぼくを無言で支えてくれる
きみには感謝しきれないね
今日は仕事が終わったら
いつもの店のケーキを買って帰ろう
別に特別な日ではないけど
小さな笑顔を描いておきたいから