ポエム
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生と死の間に


生命あるところには必ず死があり
死があるところにはかなしみがあり
かなしみからは涙の雨が振り
涙の雨からは美しい花が咲く
私にとってそれは言葉であり
その中からこそ詩は生まれる
と思いたい

血にまみれ 涙にうたれ
泥やヘドロで汚れた言葉を
選んで組んで並べ換えては
小さな額に入れて飾っている
見方によっては気が触れた人
おそらくそれが今の私の正体

だからね
たとえ共感などなくても
むしろ忌避されたとしても
私はきっとそれを続けていく
妻の 父の 恩人の
生命を 死を かなしみを
そばで見つめてきた者として

生きることの美しさを伝えるため
生きることの価値をうたいあげるため
誰かのために そして自分のために
私は言葉を咲かせていきたい
と思う

そんな静かな夜
外では雨が生命を育んでいる


23/10/06 07:56更新 / 秋山 青生



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