ポエム
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ひとりごと


今日ぼくは死ぬかもしれない
車に轢かれるかもしれない
誰かに刺されるかもしれない
人の生命は有限で
常に今しか生きられない
今の積み重ねが未来を作り
積み重なった今が過去になる
だからね
好きな人には好きだと伝えよう
好きなことは思い切り楽しもう
善行はできるときにしておこう
感謝はすぐに形にしよう
伝えられなくなってからでは
できなくなってからでは
届かなくなってからでは
後悔してからでは遅いから
やれることをただやっていこう
泣けるときに泣こう
笑えるときに笑おう
自分の価値を決めるのは常に他者
だけど自分の価値を高めるのは常に自分
痛みも苦悩も後悔もすべて
そのままでいいんだよ
それを見てくれる人がいる
それを共有できる人がいる
泣いてくれる人がいる
笑ってくれる人がいる
価値を見つけてくれる人がいる
信じることすらできなくても言い切れる
必ずいる
かなしみを知ることは
誰かにやさしくなれること
痛みを知ることは
誰かの痛みをわかること
夜には朝が来るように
パンドラの箱に希望が残るように
どんな絶望にも一縷の光がある
生命の尊さはきっとそこにある
だから世界は美しい
だから人生は輝かしい
だからこそぼくは生きる
無力を思い知っても
矛盾に頭を抱えても
絶望を振り返りながらも
誰かが見つけてくれるなら
誰かを見つけられるなら
ぼくは生きる
つまらないことばをうたいながら
ぼくは生きていく

だからどうか あなたも


23/09/28 16:23更新 / 秋山 青生



談話室



■作者メッセージ
詩ですらないとは思いつつも、人間讃歌を書いてみたくて書きました。
人間のすばらしさは勇気のすばらしさですね。

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