好きなものを押し殺し
自分は無力だと言い張りながら
好きなものを語りたい自分がいた
無力だと認めたくない自分がいた
自分の本性を見せてはならない
その切れ端すら感じさせてはいけない
自分を傷つけて
幾夜も幾夜も考える
そしてわかったことは
この世界は残酷だから
生きる意味を問う声はいつも空気に砕かれる

■作者メッセージ
そして自分は考え続ける