ポエム
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雨乞い
本当は気付いていた
鍵だって見つかっていた
それが 救い

黒く滲む
隙間がないくらいに
色を思い出そうとした
雨は降るだろうか

重ねた過ちが
思い出になってしまうなら
ずっと立ち止まって
願ってしまうから

何を求めていたのか
何が足りなかったのか
これは 報い 

放さないで
一人で歩いて行く
目を閉じる日々が終わった
雨は降るだろうか

散らばる足跡は
どうやって消えていくのだろう
叶うなら どうか
赦さないでほしい
重ねた過ちが
思い出になってしまうから
ずっと立ち止まって
願ってしまうから

21/06/26 21:42更新 / にび



談話室



■作者メッセージ
雨でずぶ濡れになってしまいたい時ってありませんか?

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