ポエム
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ピアノ売却への想い
今日
ピアノを売却するため
業者に引き渡した

引き渡す前に
ピアノは弾かなかった

そんなことをしたら
未練が出てしまうと思ったから

ピアノは
何年も弾いていない

そもそも
母が色んなものを周りに置いて
弾けない状態にしてしまっているからだ

そんな状態になってまで
ピアノを弾きたいとは思えず

何年も
物置状態になっていた

あと少ししたら
お金が貯まり

転職を機に
一人暮らしをしようと計画している

そうしたら
なおさらピアノは
弾かなくなるだろう

ならば
断捨離したい

売却すれば
利益も出る

しかし
案の定
物にもの凄く執着する母は
大反対した

将来の子どもに残せとか

買ってくれた祖母の思い出を
残せとか

よく分からない理屈を
押しつけてくる

父は
母の言いなりだし

私の意思は
聞く耳を持たない

この人達には
理屈が通じない

交渉の余地がないなら
強行突破しかない

だから
今日まで黙っていた

母が帰宅したら
どんな反応をするか?

なんて
考えるだけ馬鹿だと思う

母を軸にして
考えて行動することから
脱却し

自分軸を持って
自分に責任を持ち
その分
自分の好きなように生きる

私は
そう決めた

その第一歩として
ピアノを売却した

どんなことが起きても
構わない

むしろ
どんなことが起きても
楽しむくらいで生きたい

母が起るなり
悲しむなり

それは
本人の自由だ

私の課題ではない

私に関することは
渡し自身が許可を出して決めていく

そこから
自立が始まると思う

だから
悔いはない
23/03/23 15:46更新 / アキ



談話室



■作者メッセージ
母はピアノ売却について知らないはずなのに
さっきから母からの生霊が来ています(私は霊感が強いです)。

それでも私は屈しません。

お読み下さりありがとうございます。

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