砂漠の中の少女
どこまでも続く
砂漠の中に
少女が一人
少女以外
何もない
あるのは
砂だけ
いや
少女の頭上に
空が広がっている
少女は
泣いている
理由は
分からない
少女に
尋ねたくても
尋ねるキャラクターが
どこにもいないから
知ることが出来ない
少女は
ずっと
泣いている
空の
太陽と月が
何度も少女の上を行き通う
少女の流した涙は
砂漠へと吸い込まれて
消えていく
その繰り返しだった
しかし
そのうち
涙が
砂漠に溜まっていき
水たまりが出来た
そして
水たまりが徐々に
広がっていき
いつしか
泉が出来た
泉ができると
今度は
草が生え始め
徐々に
緑が増えていった
少女は
まだ泣き続ける
自分の
泣き声しか聞こえない
はずだったのに
鳥のさえずりが
聞こえた気がした
少女は
うつむいていた顔を
初めて上げた
すると
少女を取り囲むように
鳥たちが心地よさそうに
さえずっていた
そして
目の前の光景に
少女は息を呑んだ
なんと
泉を取り囲むように
草や木々が生い茂り
色とりどりの
花々が咲き乱れ
鳥だけでなく
虫や獣たちもいて
少女は
いつの間にか
一人ではなくなっていた
少女は
初めて
泣くのを止め
柔らかな
笑顔を見せた
少女の涙は
砂漠の中のオアシスとなって
あらゆる
生きとし生けるものを
育んだ
それにより
少女は
一人から
解放された
どこまでも続く砂漠は
孤独な少女の
心だったのだろうか
その心に
緑ができて
命が
吹き込まれた
少女が
泣き続けていた理由が
何となくお分かり頂けただろうか
その
果てしない砂漠が
どうなっていくか
あなたの想像に
お任せしたい
砂漠の中に
少女が一人
少女以外
何もない
あるのは
砂だけ
いや
少女の頭上に
空が広がっている
少女は
泣いている
理由は
分からない
少女に
尋ねたくても
尋ねるキャラクターが
どこにもいないから
知ることが出来ない
少女は
ずっと
泣いている
空の
太陽と月が
何度も少女の上を行き通う
少女の流した涙は
砂漠へと吸い込まれて
消えていく
その繰り返しだった
しかし
そのうち
涙が
砂漠に溜まっていき
水たまりが出来た
そして
水たまりが徐々に
広がっていき
いつしか
泉が出来た
泉ができると
今度は
草が生え始め
徐々に
緑が増えていった
少女は
まだ泣き続ける
自分の
泣き声しか聞こえない
はずだったのに
鳥のさえずりが
聞こえた気がした
少女は
うつむいていた顔を
初めて上げた
すると
少女を取り囲むように
鳥たちが心地よさそうに
さえずっていた
そして
目の前の光景に
少女は息を呑んだ
なんと
泉を取り囲むように
草や木々が生い茂り
色とりどりの
花々が咲き乱れ
鳥だけでなく
虫や獣たちもいて
少女は
いつの間にか
一人ではなくなっていた
少女は
初めて
泣くのを止め
柔らかな
笑顔を見せた
少女の涙は
砂漠の中のオアシスとなって
あらゆる
生きとし生けるものを
育んだ
それにより
少女は
一人から
解放された
どこまでも続く砂漠は
孤独な少女の
心だったのだろうか
その心に
緑ができて
命が
吹き込まれた
少女が
泣き続けていた理由が
何となくお分かり頂けただろうか
その
果てしない砂漠が
どうなっていくか
あなたの想像に
お任せしたい