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父娘の夕食でのやり取り(エッセイ)
夕食ができたから
「ご飯だよ」と
父に言えば

寝床で
ぐったりと
横たわっていて

「今行く」と言っては
5分、10分待っても
起きてこない

そうこうしている内に
ご飯が冷めて
イライラ1つ目

やっと来たかと思えば

食欲がないからと
せっかく作って
盛り付けたおかずを

もとの皿に
戻していく

体調が良くないことは
見て分かっていても

作った物を
戻されることは
あまり嬉しくはない

イライラ2つ目

カボチャの煮付けが
かなり上手く出来たので

「食べてみて」と
何度も催促しても

なかなか
食べ始めないし

やっと食べたかと思えば
別のおかずを食べる

イライラ3つ目

そして
爆発

「さっきから
食べてって言ってんじゃん!
何ですぐに食べないのよ!」

そう言うと
「美味しいものは
後で食べたいから」

なんて
言い訳して

やっと
カボチャの煮付けを
食べてくれた

「うん
美味しい」

遅いわ!

そう
思いつつ

やっと
その言葉が聞けたと
心の中でガッツポーズを取る

そんな父娘の
やり取りのお話
22/11/18 19:58更新 / アキ



談話室



■作者メッセージ
日常の一コマです。
お読み下さりありがとうございます。

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