ポエム
[TOP]
母の許可する道を歩みたくない
支援に携わりたいという
夢を捨てきれず

精神保健福祉士の資格取得を目指して
通信受講を始め
今日は
教育訓練給付金の申請手続きをしに
ハローワークへ

私は
作業療法士に復帰して
2ヶ月で辞めた

逃げるのはもう
それっきりにしたい

夢を諦めない

確かな志を
強く持って
再び歩み始めたことを
誇りに思って良い

はずなのに
支援職を再び目指していることを

未だに
母に告げられない

父に対しては
色んなことを話す私

しかし
母に対しては
胸の内を話せない

なぜなら
私は母を
信頼していないからだ

退職して
家にいることが多くなった母

「今日はどこかに行くの?」
その問いかけを
やんわりはぐらかす私

何となく
何かを隠されていることは
気付いているんだろうな

ここまで来たら
話しても良いのだろうが

それでも
話したくない

子供の頃から
今まで

母に対して
何かを話す度に

感情的になられたり
一方的に
考えを押しつけられたり

散々
嫌な想いをしてきた

そうではない
パターンも少しは
あったとしても

私の潜在意識が
そうだと言っているから

話し合いにならない相手とは
話をしたくない

それが
私の答えなのだ

親だから
何でも話さなければいけないのは
おかしいし

信頼出来ない相手に
話す意味はあるのか?

話す相手は
選ぶべきではないか?

そもそも
私が母を信頼出来ないのは
私のせいではない

もう
ここまで来たら
とことん隠し通してしまいたい

母が
傷ついたとしても
気にしすぎたくない

私の決意は
変わらないから

その足を引っ張るような因子は
排除しておきたい

面と向かって
話し合うのが大人かも知れないけれど

面と向かえば
トラブルにしかならないならば
避けるべきだ

しかしながら
胸を張って
支援職を目指していると
言って良いはずだ

何も
恥じることはない

それを
あぁだこうだ言う人が
いるとしても

そんな人を
相手にする必要はない

だから
母を相手にしたくない

母が許可する道を
歩む人生なんていらない

私は
私の望む道を
歩いて行く
22/04/07 21:01更新 / アキ



談話室



■作者メッセージ
率直な感情を書き連ねました。

お読み下さりありがとうございます。

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c