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父の凝り性パート2
明日は
年に一度のピアノの調律

そのための準備として
ピアノ周辺の片づけを始めた父

ピアノ周辺は
祖母のコートや
ペット用品
缶ジュースの箱など
色んなものが密集している

もはや
ジャングルと化している

それを攻略してくれるのは
ありがたい

ありがたいんだけれど

片づけに
ヤケに時間がかかっていると思って
見に行ったら

何これ?

え?
ピアノ周辺の片づけどころじゃないよね

ピアノ周辺にある
物という物を全て出して
足の踏み場なない状態になって

片づけるより前の状態より
逆に散らかっている

片づけだけでいいのに
徹底して
大掃除を始めているよ

お父さん

そこまで求めてないよ

また始まったよ
父の
凝り性

大きな荷物を
ちょっとどかすだけでいいのに

年末並みの
大掃除をやり出したよ

しかも
買い物で買った
冷蔵、冷凍ものを
まだ仕舞ってないし!

私が
気が付いたから良かったよ

すぐに
冷蔵庫に仕舞ったけれど

この取っ散らかった状況
どうやって片づけるの?

「今晩のおかずは何?」

「今晩は…」
と、途中まで言うけれど
片づけの方に意識が向いてしまって
応えてくれない

それを何度か繰り返して
こっちはイライラ

18時からの
自治会の集まりまでに
何とか片づけを終わらせて
出かけて行った

ただね
お父さん

そこまで
やる必要なかったと
思うなぁ

やるにしても
買ったものを仕舞ってからとか

自分でやれないなら
私に予め任せるとか
して欲しかったなぁ

まぁ
退職して1年

やることなくて
悶々と過ごすよりは
良いのかもしれない

好きなことに
没頭するのは
良いよ

たださぁ

もう少し
周りを見ようよ

もっと
状況を見て
優先順位を考えて

凝り性を
発揮してほしいな!
22/02/06 18:29更新 / アキ



談話室



■作者メッセージ
詩というよりは
父への愚痴です。

お読み下さりありがとうございます(^^)

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