ポエム
[TOP]
相手を知れば平和が生まれる
虫として
生きているならば

虫の立場になって考えて
情けもかけられるだろう

そうでないから
傍に虫がいれば
躊躇なく
叩き殺せる

たんに
動く物として見るから
虫の羽音や
動き回る様が
鬱陶しく感じる

それは
同じ命であっても
「人ならざる者」として
見ているからであり

「自分とは違う存在」
であるからこそ
そうしてしまうのだろう

人は
自分と同じような者に対しては
親近感や共感を抱き
受け入れようとしたり
支え合い
守り合おうとするが

自分とは違う存在に対しては
異質であればあるほど
嫌悪したり
偏見の眼差しを持って
排除しようとするか

明らかな攻撃はしないとしても
傍観するだけで
受け入れたりすることが
難しくなる

意識して
優しくしようと
心がけることはしても

相手と同じ立場に立って
考えて接するということは
本当に難しい

それこそ
虫を心から受け入れ
愛するには

虫として生まれて
生を全うするしかないのかもしれない

自分と違う者を
受け入れると言うことは
それだけ難しい

ならば
相手になりきって
色々考えを巡らし
理解していけばいい

そのために
交流することを
惜しまない

相手を知らないから
偏見が生まれるし
対立が生まれる

知っていけば
視野が広がるし
相手の存在を受容出来る

そして
平和が生まれる

21/12/13 17:44更新 / アキ



談話室



TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c