ポエム
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遊びを知らない子
私は
いつも独りで
絵を描いて遊んでいて

時々
隠れて歌ったり
自分とお話ししたりして

幼い頃を
過ごしていた

独りが好きだったから
そういう遊びをしていた

それもあるけれど

本当のことを言えば
遊びを知らなかったから
独りで過ごしていた

私は幼い頃
人の話についていけず
状況やルールが上手く理解出来ず

だから
他の子達との輪に入れないでいた

彼らもそれが分かっていたから
当然のように
私をのけ者にしていた

もし
遊びが分かっていたら
話が理解出来ていたら
仲間に入れてくれただろうか?

それが出来ないから
独りでいたのだけれど

もし
私の特性に気付いて
理解出来るように
寄り添ってくれる人がいたら

私の幼少期は
少しはマシなものだったろうと思う

私は
遊びを知らないまま大人になった

いつか誰かと一緒になって
親になったとき

子供に
遊びを教えてやれる自信は無い

ならば
子供と一緒になって
遊びを探索して
知っていくのもアリかもしれない

遊びを知らないなら
これから
遊びを知っていけば良い

自分はどんなことが好きで
何なら楽しめるか?

色々試してみて
人生を楽しんでみたいと思う



21/11/24 17:30更新 / アキ



談話室



■作者メッセージ
私の幼少期を振り返り
詩を綴りました。

お読み下さりありがとうございます。

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