ポエム
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私は道を歩く
私は
道を歩く

すでに道として
存在していた道も通ったけれど

行き止まってしまった場合は
自分で開拓し
新たに作るしかなかった

また
真っ直ぐで平らな道も
通りはしたけれど

全てがそうではなくて
行きたい所を目指すために

ねじ曲がった道や
でこぼこ道も通り

時には
大きな川を下り
岩山を昇った


行くべ道を選択するのに
沢山迷った

時に遠回りをしたあげく
行き止まりに遭い
「道を誤った」と嘆いた

歩くのに疲れて
途中で歩くのを止めて
空の雲の流れをぼんやり眺めた

そして
「自分はどうしたいか?」
再び自問し

何となく
気の向くまま道を進んでみた

進んでみて
次第に再び
行きたい所を見つけ
そこに向かって
わくわくしながら進み始めた

それでやっと
あるべき自分に辿り着くと思った

しかし
そう簡単にはいかなかった

なんと
またもや行き止まりに遭い
ゴールが見えなった
と言うより
ゴールがなくなった

果てない道を
また
彷徨わなければいけないのかと
再び嘆いた

これで何度目だろうか?
空の雲の流れをぼんやりと眺めるのは

自分の心を整理して
また
気の向くまま道を進んだ

そうして
再び
行きたい所を見つけ
旅を続けることにした

この旅路は
茨の道かもしれない

けれども
「行ってみたい」という気持ちを
抑えきれない

初めは
行くべき道をひたすら探して
進んでいたけれど

いつの間にか
行きたい道を
進むようになった

そうしたら
偶然か必然か
思っても見ない出来事と遭遇し
色んな人とのご縁を結び

こんなにも自分が
成長出来たんだ

辿った道を見返してみると
意外と
波瀾万丈な人生かもしれないと
内心驚いている

さて
私はどんな人間になっていくのだろう?

わくわくと胸をときめかせて
明日も
自分の道を開拓し
進んでいく
21/08/24 21:10更新 / アキ



談話室



■作者メッセージ
自分の人生を振り返り
道にたとえて
詩を綴りました。

お読み下さり
ありがとうございます。

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