ポエム
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私の本当にやりたいこと
なんで私
掃除をしているんだろう?


時々
自分の心に
問い詰めてしまう言葉

作業療法士を辞めて
再び清掃の仕事に
戻ってきてしまった


私は
何がしたかったんだろう?
何ができるんだろう?


私は幼い頃から
色んな事を深く考えるのが好きで
特に人生とか
哲学的なことを考えるのが
大好きだった

また
何かを極めることも好きで
研究者や
職人、アーティストとかにも
憧れていた


なのに今、私は
掃除をしている…


私は
常に、気持ちや考えを展開させ
気づきや答えを出していかないと
ダメになる人間

私はリハを通して
患者様の生き方にアプローチして
人生を切り開くお手伝いがしたかった

けれど
私は、「機能」や「スキル」面の向上に関して
詳しくなりきれず
また
関心が持ち切れず
リハ職を辞してしまった


私がやりたいのは
人の人生に寄り添うこと

そのための手段として
「機能やスキルの向上」を用いた
人生の開拓は
私には不向きだった

けれど
患者様や利用者様の心に寄り添い
相談に応じながら
生活、就労のお手伝いをしていく
「精神保健福祉士」ならば
どうだろうか?


私がやりたかったことは
機能やスキルを上げる
リハビリではなく

患者様や利用者様との対話を通し
気持ちお汲み取り
生きやすいように環境を調節していくこと


リハビリだけでは
生きるスキルは身につけられるかもしれないが
本人や周囲(家族など)の障害へのとらえ方次第で
本人並び周囲が幸せにも不幸せにもなる

家族などお周囲環境の協力体制も
見逃してはいけない


私はどちらかというと
そういった
家族などの環境面の調整や
当人、家族の心理的サポートを中心に
行っていきたいという気持ちが強いらしい


これだけの気持ちがあるならば
その気持ちを種にして
立派に育て上げ
色んな患者様、利用者様を支えられるような
大きな木へと成長したい






21/07/26 23:52更新 / アキ



談話室



■作者メッセージ
私は10代の頃、祖父(故人)の介護の体験を通してリハ職を目指しましたが、でもその当時、よくよく考えれば
心身の衰えによる失敗や問題行為を祖母が罵るというパターンを回避するには

リハビリによる祖父の心身機能向上でも対処はできたかもしれませんが

一番は、通所の回数を増やすか、いっそ入所させるなどの判断をとるべきだったと思います。

つまり、祖母の祖父への虐待を防止するには
リハビリではなく、第一優先として「福祉サービス利用」などの環境調節が必要だったのだと今でははっきりと断言できます。

祖父のような方を減らしたい、介護で心身疲弊し、どうしようもなくなる人を減らしたいがためにリハ職を目指しましたが
リハ職では「患者様本人へのアプローチはできても、家族指導とか環境調整はメインにはできない」と後になって気づきました。

それが分かっていたら
リハビリ職よりも相談援助職(社会福祉士や精神保健福祉士)を真っ先に選択するべきでした。

とにかく
本当にやりたいことに気づけて良かったです。

お読みくださりありがとうございます。

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