ポエム
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眠り猫の誘惑
休日の朝の醍醐味は
やはり二度寝だろう!

朝ドラを見ながら
朝食を済ませて

ちょっと疲れたから
再び布団の中に

ほんの少しだけ
少しだけと思って
布団の温もりに包まれ
寝入っていたら

およ?
ふと、寝返りを打って
横を見れば

丸くなって
すーすー寝ている
可愛い子がいるではないか!

いつの間にそこにいたんだ
お前は!

そっと体を撫でると
何て心地の良い肌触り

あぁ
どうしよう

布団から出られないし
片付けられない

だって
寝顔が
その寝姿が
可愛いんだもん

そうやってお前は
私を眠りの世界から出られないように

いや
お前は私を
そうやって虜にして
私を困らせるんだな

なんて
悪い子なんだ
お前は!

そうこうしている内に
どんどん時間が過ぎていく

猫は良いよな
一日中寝ていられる
それが許される生き物だ

だが
私は人間だ!

えい!
猫を抱えて別の場所に移し
サッと布団を片付ける私

私は人間だから
一日中寝てはいられない!

悪いが
私は猫にはなれないんだ

猫になれ
猫になれ
そういう誘いには
乗らないぞ

そうして私は
誘惑に勝ち
今日のスタートを切った


21/05/04 17:15更新 / アキ



談話室



■作者メッセージ
今回は先住猫の「ココ(♀3歳)」との出来事を綴りました。
いやぁ、猫と一緒に寝るとか
最高なんですけれど
そのままずるずる行くと、引き返せなくなりますね。
お読み下さりありがとうございました。

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