ポエム
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周囲からの祝福、そして戸惑い
今日で現職である
清掃員の仕事が終わった

きちんと仕事をこなし
お世話になった施設をきれいに
感謝の気持ちを込めて掃除しよう

そう思いながら
今日も淡々と仕事をこなし
一日が終わると思っていた

そう思っていたら

出会う人みんなから
「お疲れ様!」
「お世話になりました」
「次の職場でも頑張ってね」
「元気でね」

などなど
退職を惜しまれ
転職を祝福され
清掃の仕事への感謝をされ

中には
わざわざ私のために
プレゼントまで用意して
渡してくれた人いて

正直
私は
反応に戸惑った

笑顔を見せて
「ありがとうございます」
「お世話になりました」など
簡単な言葉しか返せなかった
自分が恥ずかしい

今まで
私は人間関係において
トラウマだらけの人生を歩んできたから

まさか
こんなにも人々から意識され
感謝されたり
祝福されるなんて
思っても見なかった

おそらくこの気持ちは
「嬉しい」というものだろうか?

多分
そうなんだろうな

心がとても
ほっこりして
温かい

何が嬉しいって
皆さんの私に向けてくれた
気持ちが嬉しい

何か返せることはないか?

恩を返すとしたら
次の職場で
思う存分
自分なりに
精一杯頑張って

幸せに生きること

それしかないだろうなと
私は思う

21/03/09 21:02更新 / アキ



談話室



■作者メッセージ
こんばんは。
今日が勤務最終日でした。
今日あったことをそのまま綴りました。
本当に、心温まる
嬉しい思い出となりました。
その思い出を胸に
次の職場でも頑張ります!
お読み下さりありがとうございます。

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