ポエム
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青空という自由
上を見上げれば
雲1つない
真っ青な空

それを
快晴というらしい

どこまでも続く
青い天井

濁りのない
澄み渡った青に

私の心が
吸い込まれていく

私の心は
どこまで行けるのだろう?

この青は
どこまで続くのだろう?

果てのない空
それは自由の象徴か?

澄み切った空の中
私の心が漂えば
心地良いのだろうか?

暖かなお日様を
より近く肌で感じて
幸せな気持ちになれるか?

それとも
地に足が付かない状態で
行き先も分からず

あっちへ行き
こっちに行って
かえって不安を感じるだろうか?

自由は安心か?
それとも不安か?

果てがない自由は
私ならば不安を感じるだろう

ある程度の縛りがなければ
どこまでも上空へと旅を続ける
風船と同じ

自分に与えられる居場所
役割や作業
そして人々

みんなが私を
空へと吸い込まれないよう
地上へと留めてくれている

空という自由は
希望に満ちあふれていそうで
ついつい気持ちが吸い込まれそうになる

だけれど私は
地上に留まりたい

私を必要としてくれる
人々がいるし
私にはやりたいことが
沢山あるから

澄み渡る青空は
眺めるだけでいい
21/02/18 11:02更新 / アキ



談話室



■作者メッセージ
今日は本当に良いお天気で
見上げればその青色に吸い込まれてしまいそうと感じてしまいました。
その感想から浮かんだ詩がこれです。
「ここは今から倫理です」というNHKドラマで、キルケゴールの言葉で「自由は不安のめまい」という(確かそうでした)言葉がありまして
自由すぎて自分を留めておく物がなく宙ぶらりんで生きてしまうと不安になるよ、という意味だったと思いますが
それも参考にして詩を綴りました。
お読み下さりありがとうございます。

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