ポエム
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本音は隠せても消えない
認知の低下した祖母に
愛想良く振る舞い

作話や問題行動が起こる度
否定せず咎めず
共感的に接する日々

それが苦痛にならず
反射的にできるようになってきた

そう思っても
何かの拍子で
崩れるときがある

今朝がそうだった

出勤するという時に
祖母は何を考えたのか
玄関のドアを開け
飼い猫を逃がしてしまい

猫を追いかける羽目になり
その間に
上着のポケットに入れていた家の鍵を
無くしてしまった

遅刻はしなかったが
もう駄目だと思った

限界値に達すると
私は祖母に暴言を吐いてしまう

また言ってしまった
「クソババア
早く入所しろ」と

朝から気分が重い

限界値に達すると
隠れていた本音が表に出てしまう

普段
本音は隠せている

けれど
本音は消えることは無いみたいだ

自分が限界にあること
この調子で転職するのは難しいから
早く入所させて欲しいと
父に懇願

父の返答は
4月から入所は決定しているから
それまで待つようにと

お父さん
今の私を見ていますか?

鬱状態になって
頭が上手く回らない
ネガティブなことしか考えられない私
見えていますか?

もう
我慢できない
限界だって
言っているのが聞こえない?

鬱状態引きずって
転職頑張れる自信がないんだけど

あの人に同情して
娘の前途を犠牲にするつもりなの?

通所とショートステイ利用して
週の半分帰ってくる生活
勘弁して欲しい

できるならば
死ぬまで施設にいて欲しい

それだけ
あの人と関わるのが嫌

そう思うほど
もう限界

私の気持ちが分かっているつもりなら
いっぺん私の役割代わってよ
20/12/22 20:39更新 / アキ



談話室



■作者メッセージ
今は少し落ち着いてきましたが
もう限界です。
いったん爆発すると鬱状態がやばいです。
この気持ちを抱いてしまう私は自己中でわがままでしょうか?
お読み下さりありがとうございます。

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