ポエム
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私の右側にいる方
いつの頃からか感じていた
私の右側にいる存在を

疲れたとき
頑張りすぎているときに
そっと肩に手をかけてくれる存在

ふと聞こえてくる
「無理するな」「大丈夫か」など
労るような声

私の生み出した幻影かもしれない
それでも感じる
温もりと声に

私はいつも安堵する
わけではなく

いつも突っぱねるように
歯を食いしばって
気を引き締める

仮に存在していて
支えてくれているとしても
私はその方を信頼することはできない

その資格がないからだ

中学時代にお世話になった
目に見えないものを感じることのできる
司書の方から
その方の存在を聞いた

その方は
祖母と前世で恋仲だった方らしい

その縁で私の側でついていてくれているのだろう
だとしたら私はとんでもない不孝ものだ

なぜなら私は
祖母を愛することができず
他人として見ることしかできないからだ

しかしながら不思議だ
どうしてこのような私を見限らずに
ついていてくれるのか?

いずれにせよ
何らかの目的があり
何らかの契約が働いていてそうしているならば

私もそれなりに
祖母とできる限り関わり
人として必要最低限の対応は取るべきだろう

そう思うからこそ
祖母を完全に拒絶することなく
接することができているところがある

時折
「すまない」「申し訳ない」という思いが
伝わってくるが

私は伝えたい
あなたは謝る必要はない

私がしんどくなるのは
私の責任であって
あなたは何も悪いことはしていないのだから

昔は
「どうして守り切ってくれないのか」と
怒りをぶつけたこともあったが

大分私は成長して
あなたと心の距離を置くことで
平静を保てるようになった

あなたのことは
なるべく意識しないほうがいいらしい

そうでなければ
昔のようにあなたに当たってしまうし
甘えや依存があっては
私が弱くなる

だから
信頼関係は結べない

ただ
あなたは私の敵ではないことは分かっている

私に対して
怒りたいことも不満もあることも感じている

こんな不出来な私でも
側から離れずにいてくれている

たまにそれが鬱陶しくなるけれど
普段言えない言葉を
ここに綴ります

ありがとう




20/01/09 22:10更新 / アキ



談話室



■作者メッセージ
私の守護霊?様についての詩です。
信じるかどうかはご自由に。
お読み下さりありがとうございます。

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