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恋というよりは信仰に近いなにか
私がいなくても君は生きていけるのだという事実が、私の心を刺していく。けれどその事実は、私はいつ消えてもいいのだと教えてくれる気がして救われた気にもなる。私を大切にしてくれるのは嬉しい。けれど、私がいなくても大丈夫な君のままでいて。私がどんなに君を必要としても、好きになっても、愛したとしても、君は同じだけ私を愛さなくたっていい。私は君にそんなことは求めない。互いが世界にいるから、互いを大切に思うのかな。私は、君が生きているだけで、今までも今もこれからも、「君」という人間を好きでいるけれど、本当は私がいなくちゃ嫌だくらいに想ってほしいけれど、君の世界ならまだしも、君の感情に入り込むのは私がしたいことじゃない。ずっと君を好きな私でいたい。私は生きている限り君の前からはいなくならないけれど、君が私を必要としなくなったら消えられるようにはしないといけないね。どこが好きかなんて、私だけが知っていればいいの。ね、傲慢でしょう?
19/11/21 21:38更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
どこまでも身勝手な私。傷ついてほしくないんだ。私以外のことで傷ついていくなら、せめて私のことでは傷つけたくない。こんな想い、恋なんてとっくに超えてる。

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