ポエム
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病院
リノリウムだらけの廊下や天井、人だらけの白い空間、白い服を着た人たちが偉い場所、白に塗れた世界が、消毒液の独特の匂いが鼻を突く。私は嫌いではないけれど、外の空気が恋しくなって、携帯で時間を確認しようとしたら「圏外」の表示。電波さえ白に奪われたみたい。検査着に着替えて「金属は外してくださいね」「座ってお待ちください」の指示に従う私。終わったら甘いものが食べたい。そうだ、この前飲んだメープルの味のジュースが美味しかったからそれにしようかな。早く呼ばれないかな。どきどき。扉が開いた。次かな、まだかな、喉が渇いたねとお母さんと笑い合う。少し何か探しに行こうか。抜け出せない白い空間から、少しだけ冒険だね。あ、呼ばれたみたい。長かったね、お疲れ様、ありがとう。
19/11/05 19:08更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
1日病院にいたら疲れちゃいました。だからこそ書けた詩ですかね。

閲覧ありがとうございます(^O^)/

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