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面倒な自分
共有出来るものがあればある程幸せなのだと思っていた。それは今でも変わらないけれど、すべてを共有する必要はないのだろうなとも思う。多い方がいいのだろうけど、全部じゃなくても。嬉しいことは分かち合いたいし、痛みは知りたいけれど、自分の痛みは知られたくない。気を遣わせたくないし、困らせたくない。負担になりたくない。そんな想いが言いたいことを打ち消していく。私は最後でいい。本当に手に負えなくなってその時君に余裕がありそうなら話すから。言わなければ分かっては貰えないのに、分かって貰うことを諦めてはいけないのに。仕方のないことが増えていく、それは諦めではなくある種の強さなのだと思う。心の弱さを誤魔化すように蓋をしていく。優しくなりたいといつだって思っているくせに、優しいと言われると首を傾げてしまう。矛盾した心がいつか追い詰められていく。逃げ場を失っていく。それなのに、今更、今になって、君に甘えたいだなんて、どうかしてるよね。いつだって君だけに気付いてほしいのに、と痛みを押し殺す自分が無様で、それでもいいからと、なんだか泣きたくなってしまったの。
19/11/01 17:07更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
面倒な性格をしております。
この詩とは関係ありませんが、嫉妬深くて嫌になります。

閲覧ありがとうございます(^O^)/

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