1番になりたい。
誰かの特別になりたい。誰でもいいわけじゃないけれど、誰かの何かに。私にしか感じないものがあるのならそれを教えて欲しい。私を1番にしてくれるのなら、この醜い嫉妬も独占欲も引っかき傷みたいな赤く腫れた痕も全部押し込めるから。友達でも、恋人でも、家族でも、親友でも、なんだっていい。名前がなくてもいいから、ずっと、特別がほしかった。ずっと、ずっとずっと。我儘なんてないから、それだけなのに、ただそれだけが叶わないのはどうしてなの。叶うなら、好きな人の1番好きな人になりたい。家族を超えられはしないから、きっと難しいけれど、好きな人は私の酸素だからいないと呼吸が儘ならないんです。叶うことなら、やっぱり私は君の、特別になりたいです。