どうして
どうして誰も「このままでいい」と言う僕の想いをそっとしておいてはくれないの。君が好きな気持ちも、けれど、距離を変えずにいたいという願いも、全部僕のものなのに。どうして、僕が僕以外の誰かの顔色を窺って君への想いさえ形を変えなければいけないの。変わらないでほしい、ということが我儘になるのなら、「変えたくはない」という想いは甘えになるのかな。一緒に変わっていく、なんて夢物語で、足並を揃えることすら高望みだというのなら。僕はもう何も望んだりはしないから。変わらずにこの想いに殉じたいんだ。