ポエム
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後悔のないように
突き放した手で救いを求める。「一人でも大丈夫」と笑いながら一人になって泣く。
反対の心と言葉が仲良くならない。喧嘩ばかりしている。
誰も悪くないのに誰かのせいにしようとするのは苦しくはない?大丈夫なんかじゃないのに強がって吐き出した言葉があなたを苦しめたりはしない?気休めになるのならいい。大丈夫だという事で救われる心があるならいいの。けれど、突き放したことを後悔して救いを求めてしまうなら、最初から助けてって言いたかったよね。
繊細な心に何重にも鎖を巻いて、動けなくなるくらいが丁度いいから、なんて強がりを誰が見透かしてくれるんだろう。苦しさばかりが増えていくならこんな世界はいらないと笑えた筈なのに、幸せが積み重なるから捨てることは出来ない。
私はいつも、答えのない問いに振り回されて迷っている気がする。大人になって、苦しいなんて今更で、息をすることすら上手くできなくて、それでも笑って過ごすことに疑問を抱かなくなるくらいには前に進んできたけれど、今だって大切なものを落としてはいないか振り返りたくなる、立ち止まりたくなる。それでも昔よりは、言葉と心が寄り添い始めたように思えるの。どうしてだろうね。
19/10/27 16:34更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
大人になっても変わらないものがありますか。
それは変えなくてもよかったものですか。時々自分に問いかけます。


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