ポエム
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僕と君
僕と君の違うところは何処だろう。それを考えていた。
僕はきっと大多数が言う所の「優しさ」を誰にでも振り撒いてしまう。僕がそうは思わなくても、僕は誰にでも優しい、らしい。そんなもの優しさではなくただの凶器だと思うけれど。
君はきっと誰にも優しさや弱さを見せない。けれど一人きりでも周りを見ることを忘れない。いつだって自分に何が出来るかを考えて最適を選ぶ。
だから僕はそんな君に惹かれているし、君と分かり合えたならと思う。僕にはないものを持って、確かな強さを自分で守る様にどうしようもなく惹かれているのだと思う。僕は僕が嫌いだし、何故優しいと言われるのかも分からない。優しいというのは、君みたいに必要な時にそれを差し出せることなんじゃないのかな。そう思ったら、また君のことを考えている自分に気がついた。これは恋なんだろうか、と似合いもしないことを頭に置く。嗚呼、だけど、君に会いたいな、なんて。
19/10/25 15:39更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
優しさ、って難しいですよね。
優しくなりたいと思いますが、優しさが何か分からなくなる時があります。けれど貰った温かさを思い出しては優しさを目指します。

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