ただいま と言ったら
おかえり と言ってくれる場所があればいい
ありがとう と言ったら
どういたしまして と返せる存在でありたい
膝を付いている人がいたらすぐに駆け寄れる僕でいたい
誰もが絶望に暮れてしまうことなんてないように
僕はあなたの元に傘を差しに行きたい
必要がなければ跳ね除けていい
もし心細かったら僕の傘でよければ休んでいってよ
雨はあなたを濡らすだろう
けれど心まで濡れないように傘を畳んだりはしないから
疲れたらいつだって休んでいいんだよ
苦しかったらいつだって止まっていい
足踏みしてもいいんだよ
今日を生きていられた
それだけでも充分だって僕はあなたに言う
ひとりで泣かないで
もう僕はどこにも行かないから
なんて言ってみる
僕は此処にいるね

■作者メッセージ
お久しぶりです。
雨月涙空です。覚えていてくださる方はいらっしゃるでしょうか。
また活動していきたいと思います。
よろしくお願いします。