良い子ではない
私は決して悪い子ではなかった
誰かを故意に傷つけたり
誰かに暴力を奮ったり
誰かの大切なものを傷つけたりしなかった
けれど良い子ではないのだ
私だって人を傷つけてしまうし
平等に優しくあることに限界を感じているし
愛想笑いだけは上手くなるし
何より私は私を愛せない
悪い子ではないだろう
けれど決して良い子ではないという
その事実が私には嬉しかった
良い子だと言われ続けてきた私は
自分を偽善者とまで思うようにしていたから
だから良い子ではないという言葉は
どこまでも私を自由にした
どちらでもないことだけが私を私にする
今ならなんだか生きられるような
そんな気がしたんだ
誰かを故意に傷つけたり
誰かに暴力を奮ったり
誰かの大切なものを傷つけたりしなかった
けれど良い子ではないのだ
私だって人を傷つけてしまうし
平等に優しくあることに限界を感じているし
愛想笑いだけは上手くなるし
何より私は私を愛せない
悪い子ではないだろう
けれど決して良い子ではないという
その事実が私には嬉しかった
良い子だと言われ続けてきた私は
自分を偽善者とまで思うようにしていたから
だから良い子ではないという言葉は
どこまでも私を自由にした
どちらでもないことだけが私を私にする
今ならなんだか生きられるような
そんな気がしたんだ