君といえば
君が好きです。好きな物を聞かれてまず答えるのが「お月様」な私は、何処にいても君への想いから離れられません。君は私にとってのお月様だから。優しくて寂しげでゆらゆら儚くてまっすぐで柔らかくて、そして恋しくなる。私が君に抱く想いは、お月様への想いと同じです。私はずっとお月様に恋をしてきた。いつだって、君に恋をしながら、君を思い出させる夜空の明かりに恋をしている。君が絡まない私は余りいないんだなって考えると、君が絡まない私を探し始めます。いるにはいるんだけど、中々見つからない。けれどたぶん君は私がどんなことに涙を流すかを知らないからそれだけはなんだか嬉しくて、少し切ないのです。聞かれても教えませんが。秘密のひとつくらいいいかな。君が優しく私の心に明かりをくれるから、私は君への想いを抱きしめられる。今日も相変わらず君が好きな私でした。