少年のいない少女でありたくない
ヒロインになりたいなんてことは言わない
似合わないしね
私はもう少女ではないのかもしれない
心だけはいつでも少女に戻れるけれど
大人になってしまったから
少女とは言えないかもしれない
それでも思うのは
私が少女だとしたら
今は少年がいないということ
誰でもいいわけでは決してないけれど
私だけを愛してくれる少年がいたならいい
色んなものを見過ぎて
心は緩やかに壊れてしまったけれど
どうやら私は誰かの特別になりたいみたいだ
友だちとか親友とか家族だって勿論大事だ
けれど恋は出来ないし愛も少し違うのだろう
私のことを100%愛してくれる少年がいたら
私はたぶん120%の愛を返そうとする
直向きに愛されたい
なんだか少し切なくて寂しくなる夜だった

■作者メッセージ
寂しいが続くのはやっぱりしんどいですね


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