まあるく
空にぽっかり穴が空いている
手を伸ばしても決して届くことのない丸い優しさ
太陽が嫌いだった
お月様が大好きだった
まるで恋をしているみたいに大好きだった
形のない感情に名前を付けるなら
何だか恋がぴったりな気がして
飽きることなく空に空いた穴を見つめていた
届かなくてよかった
そんなことは分かっていたから
ただいつまでも綺麗ならいいのにと思う
私が幾らお月様を好きでも
私とはなんの関係もなく綺麗であるなら
それは素敵な事のように感じる
雨の日もきっとお月様は出るだろう
雲に隠れもしかしたら雨に濡れるのかもしれない
お月様が風邪をひかないように
傘を差せたならそれがいいのに
夢物語のような祈りだった
手を伸ばしても決して届くことのない丸い優しさ
太陽が嫌いだった
お月様が大好きだった
まるで恋をしているみたいに大好きだった
形のない感情に名前を付けるなら
何だか恋がぴったりな気がして
飽きることなく空に空いた穴を見つめていた
届かなくてよかった
そんなことは分かっていたから
ただいつまでも綺麗ならいいのにと思う
私が幾らお月様を好きでも
私とはなんの関係もなく綺麗であるなら
それは素敵な事のように感じる
雨の日もきっとお月様は出るだろう
雲に隠れもしかしたら雨に濡れるのかもしれない
お月様が風邪をひかないように
傘を差せたならそれがいいのに
夢物語のような祈りだった