眠りとはちいさな死
という言葉に触れた
毎夜眠りにつく私は
ちいさな死を積み重ねているのだと思った
ちいさな死を繰り返して
起きたときに生まれ直す
それは生きていなければ出来ないことだ
眠りにつく時は毎夜目が覚めませんようにと
祈りながら眠りに落ちている
朝目が覚めた時また1日が始まることに絶望する
私の絶望は朝に目が覚めること
私の幸福は夜眠りに落ちれること
最高な日々がないから
私には最低や最悪がない
日々に絶望しているから
ちいさな死で殺しているのは希望だろう
起きてしまえば絶望しながらも
日々を回してはいけるのだ
ただ そう ただ私が我儘なだけで
ちいさな死という言葉を夢想しながら
今日も眠りにつこう
朝なんて来なくていいといつものように思いながら

■作者メッセージ
漫画を読んでいたら素敵な言葉が落ちていたの拾って書いてみました。
最近私の生き方が赤裸々ですね〜、恥ずかしい。

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