ポエム
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ありがとう
うまく愛して貰えなくてごめんなさい
さよならさえ告げずに手を離したわ
私は君が大好きだった
けれど君以外の誰にも頼ることをせず
半端に自分の想いを告げていたから
助けて欲しいと思ったことは一度もなかったの
私さえ私を助けられないから
私以外のたとえば君が
私を助けることは出来ないと思っていたの
君が伸ばしてくれた手にも
寄り添ってくれた心にも
気付かない振りだけを続けていた
それだって君が私から離れたくなった時に
躊躇わずに私を手放せるようにだった
執着や依存が苦しめるのはふたりでしょう?
君の何かになりたかったけれど
荷物にはなりたくなかった
君の荷物を少し分け合えるくらいがよかった
けれど私は気付かなかった
君の荷物を一緒に背負うなら
私の荷物も一緒に背負ってもらわなければならないことに
私はそれが嫌だったの
自分一人じゃ背負えない癖に
誰かに甘えることを良しとしなかった
だから君が恋愛をやめた時
連絡が来なくなった時
分かっていたことだから
ずっと予想していたことだからと
私は痛みから目を逸らして君のことをフォルダから消したのよ
ねえ けれど本当に大好きだったわ
今だってちくりと胸が痛む
それでも私と君のこれまでとこれからの為に
君の手を離したこと
きっと間違いではなかったと思えるよ
いつか出会い直す日が来なくても
私は君を忘れない
思い出になっても
君の優しさを忘れない
ね、馬鹿みたいに好きだったのよ
20/06/03 17:38更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
色々思い出しながら書いたら長くなりました、、
友だちから友だちを好きになった別れてからの君の話を聞きます。
苦しいけれど、今はいい思い出だから話なら聞けるのです

いつも閲覧、投票ありがとうございます(^O^)/

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