ポエム
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中庸で
私個人は、人に勝ちたいと思ったことはない。負けなければいいとは思っていたかもしれないけれど。負けても楽しんだ結果なら受け入れられると思っているから。
好きな人はそれなりにいるけれど、嫌いな人は物語の中にしかいない。嫌いという感情の前に線を引いてその中に人を入れないようにしているから。
自分のことを強いと思ったことはない。弱くあることで人の痛みが分かるならそれでよかったから。弱くいたいわけじゃないけれど、強くなりたいわけでもなかった。
誰かの味方になることで、誰かの敵になるのなら、敵も味方も分けたくはないと思っている。
私はただ真ん中にいれればよかった。中庸でいられるのならそれがいい。曖昧と言われようと、優柔不断と言われようと、私のあやふやな生き方を否定するだけの自信が誰にあろうとも。中立に生きることで失ったものはあるけれど、得たものは確かにある。それは誇りであって、自信であって、すべて受け入れる覚悟であって、それらを捨てても構わないと思える程の「生き方」だった。なんて、笑ってしまうね。笑ってしまうけれど、大切なものを見つけたから笑ってもいいの。私は私のことをちゃんと大事にしたいから。
19/10/22 16:27更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
纏め下手、、2つに分けることで初めて世界が繋がるのだとしても、分けることを、偏ることを選べない、選ばない、そんな臆病な私の話。

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