ポエム
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僕は
君の何にもなれなかった
友人にも恋人にも家族にも他の何にも
何かになりたいと願っていたし
何かになれたならと思っていた
君は僕のすべてであった
けれど僕は違った
君の何にでもなれる存在でいたかった
ずっとこの先も何にだって
けれど君の宇宙の塵にさえきっとなれなかった
もう忘れたのかな
それとも忘れてさえくれないのかな
君を愛した僕は
君の世界に残れなかった
今だってそれだけが寂しくて
君に愛されたかったとそう嘆く僕だった
20/04/22 23:14更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
ああ、だけど今はきっとどこかの誰かが君の何かになって、僕は代わりにさえならなかった。

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