ポエム
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どうかお願いだ
壊れゆく日々が
君を救うというのならそれでいい
僕は必要ないのだろう
だけどひとつだけお願いがあるんだ
どうかいつまでも大切なことを大切だと笑えるひとでいてほしい
君は僕の夢だったんだ
夢であり唯一の現実で
希望のようでも絶望のようでもあったのだと思う
触れようと思えば触れられたし
手を伸ばせばきっと君は掴んでくれたろう
そうしてそのどれとも違っていたのかもしれない
僕は君とは違ったけれど
君の大切なことが何なのかを知らずにいたね
君が何に重きを於くのか
誰を愛して何を愛さないのか
僕はそれを知らなかった
知らずに必要とされようとしていた
君は僕のすべてであってくれたのに
だからね
対等な想いじゃないことなんて
きっとどこかでわかっているんだ
きっと君は僕の手を掴んでくれたろう
けれど僕は君に手を伸ばさなかった
掴んでくれたであろう君に
僕は心を伸ばさなかった
ただそれだけが君と僕を分けたのだと思うから
僕が願うことはただひとつ
二人の違いをそのまま受け入れられなかった君が
それでも自分の想いを子供みたいに大切だと叫べる場所がありますように
僕は君を愛さなかった
君は僕に我儘すら言わなかった
それでも願えることがあるなら
心さえ惜しくはないよ
惜しくはないって心から思うよ
笑ってしまうかな 否 笑ってくれたならいい
寝物語にこのうたを きいたあなたは何を思うかな
20/04/14 00:07更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
つらつら思うままに書いていたら長くなりました、、

いつも閲覧、投票ありがとうございます(^O^)/

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