ポエム
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たとえばさ
僕は君を友だちだと思っているけれど
君は僕を友だちだと思えなかったんじゃないのかなってそう思うんだ
自分から誰かに話しかけることが極端に少ない僕だから
僕から君に話しかけることだってないけれど
それで君はもう友だちじゃないとは思わないし
君を他人だとも思わない
けれどそれは僕の目線で君の目線じゃあない
君が僕を友だちだと思えなくともそれは仕方のないことなのかもしれない
だからもう連絡がないことも疎遠になることもきっと仕方がない
優しい君は僕を気にし続けてくれるんだろうけど少しずつそれも減っていくだろう
いずれさよならはくる
10年前に出逢った僕等は
いずれさよならを迎える
寂しくないかと問われたらそれは少しだけ寂しいけれど
時間とはそういうものなんだろう
僕の傷はまだわからないけれど
君の傷はきっと癒える
僕は君を噛んでしまったけれど
袖は触れあってしまったけれど
君は忘れたっていいんだ
寂しくは感じるけれど幸せになって欲しいから
僕に足を取られなくたっていいんだ
君が案じてくれる幸せを僕もいつかは掴むから
君もきっと幸せになってね
それが僕の最後の願いだ
20/03/19 01:00更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
まあ、寂しいけれど、仕方なしです
灼きもちくらい押し潰せます

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