君には私がいなくても大丈夫なんだと認めるのが怖かった
本当は気付いていたけれど認めたくなかった
私は君が好きだったから一層思える筈なかった
必要とされたかった
必要とされていると思っていたかった
今までのいつかは必要とされていたのかもしれない
けれど本当は知っていた
認めたくなかっただけで分かっていた
君には私以外もいて私はいなくても大丈夫なんだって
今ならば認められるけれど
過去に認めていたらおかしくなっていたと思わない？
もうこれ以上壊れたくはないのよ
だって
ずっと好きだったんだもの
あんなに好きになれた人はいなかった
これからもそう思いながら生きていくのかな
誰かを好きになってそう思うのかな
少しだけ
ほんの少しだけ切なくて痛いなってそう思ったの

■作者メッセージ
今だから書ける詩のような気がします

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