ポエム
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別にいいのに
私のことまで君が背負うことはないのに
君のそれはもう優しさなんかじゃなくて
凶器みたいに私を刺すんだね
自分が離れることで私が落ちていくくらいなら
自分が傍にいた方がいいんじゃないか
なんて悲しくなる
私は君のお荷物になりたくて君を好きだと言ったんじゃない
君の荷物を増やしたくて君の隣にいようと思ったんじゃない
君が好きだから君を好きだと言った
それだけなのに
それだけのことが君には重かったんだね
背負わせてしまったんだね
そんなことに気付けもせず笑ってばかりいてごめんなさい
まだ大丈夫だとは言えないけれど
君が私から離れたとしても
なんとか生きていくから
君のいない未来で生きていくから
まだ覚悟は持てないけれど
これ以上君に背負わせない為に
どうしたらいいのかを考えたい
対等になんてなれなかった
分かっていたけれど悲しかった
友人にさえなれはしないかな
わからないから悲しいな
君にとって私は足枷で
私にとって君はなんだったんだろう
それが虚しくて悲しいとそう思ったの
20/03/04 22:43更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
「今私から離れたら若いときのように落ちるんじゃないか、だったら自分が傍にいた方がいいんじゃないか」
と友人伝に聞きました。私のことまで背負おうとするそれが、私には優しさと思えませんでした、辛かったです。

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